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気温が極めて低く、
補給ボトルには温かい紅茶を用意。
身体を冷やさないよう、各自、新聞紙や
ビニールのレインコートを適当なサイズに切り、
インナーに忍ばせるなど、工夫を凝らす。
今日のコースは今大会最高の上りを含み
最初のKOMは1031mまで一気に上る山岳コースだ。
総合をまだ狙える圏内にいる岡崎、田代がどこまで行かれるか、
アシストをする飯島、橋川がどう働くのか、
上れる真鍋はどういう役割なのか
前夜のミーティングではいろいろな意見が交わされた。
開始後すぐに6名の逃げが決まり、
ここには総合の2位3位の選手が含まれていた。
まもなく、リーダーのGIANTが
コントロールを始めたという無線が入った。
海沿いの道を終え、コースは小さな街に入った。
42km地点、コースは上りに差し掛かる。
オフィシャルの無線から流れてくるのは韓国語ばかり。
誰が逃げているのか、展開を把握できず、
チームカーにも苛立ちが走る。
上るにつれて、霧はどんどん深くなり、
しまいにはほとんど視界がなくなってしまった。
頂上につくと、全ての選手が止められていた。
危険と判断したコミッセールが、レースを一時中断したのだ。
各チームのスタッフはこの隙に少しでも選手を回復させようと
飲み物や新聞紙を持って選手のもとに走る。
全員が頂上につくと、集団で山を下ることになった。
そして、下り終えると、上ってきた順に選手を呼び、
タイム差通りに選手をスタートさせる。
この山頂に設けられた山岳賞は
マルコポーロのCARTER、山岳賞ジャージのGIANTのカゼミ、
Ga PyeongのGONG、PARK,SeongBaekの順に到達している。
まもなく、リーダーのMCCANNやMGX PowerのHIGGERSONとともに
狩野が一緒にスタートしていった。
この小休止が凶とでるか、吉と出るか。
このまま、先行した15名弱の人間が先頭集団を形成した。
リーダーのGIANTはほぼ全員をここに送り込んでいた。
後続はふたつの集団を形成し、後を追う。
90km地点、差は3分50秒まで開いた。
マルコポーロとシマノのジャージが
集団の先頭に位置し、引いているのが見える。
「あと18kmで上りだ。真鍋、頼むぞ」
岡崎、田代と同一の集団にいる真鍋に監督から無線が飛ぶ。
間もなく、Seoul Cityを先頭に後続の集団が追いついて来た。
ここには飯島、橋川が入っている。
「タイム差がこれ以上開かないように、頼むぞ!」
先頭にSeoul Cityのジャージが見える。
集団はスピードを上げ、差は1分20秒まで縮まった。
しかし、その差は非情にも、また開き始める。
ふたつ目のKOMはカザミが取った。
CARTER、Ga PyeongのYEOM、PARK,SeongBaekと続く。
この日の勝者はMGXPower のHIGGERSON。
先頭集団から先行した6名の中での勝負となった。
リーダーのMCCANNは29秒差の9位でゴール。
総合上位の変動はほぼなく、
MCCANNは笑顔で「Perfect!」とコメントした
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