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JCFロード日本代表'05世界選手権候補派遣第4戦
Coppa Agostoni UCI 1-1

8/17 196.9km


優勝 Paolo Valoti (Ita) Domina Vacanze 4.43.02 (41.55 km/h)
2 Leonardo Giordani (Ita) Team Universal Caffe'- Styloffice
3 Stefano Cavallari (Ita) Barloworld-Valsir 0.07
出走
水谷壮宏(チームブリヂストンアンカー)
野寺秀徳(シマノメモリーコープ)
品川真寛(シマノメモリーコープ)
土井雪広(シマノメモリーコープ)
飯島誠(スミタラバネロパールイズミ)
別府匠(愛三工業レーシング)
西谷泰治(愛三工業レーシング)

序盤から激しく展開、全員がレース降りるという結果に。
トッププロの実力をまざまざと見せつけられるレースとなってしまった。


イタリアの夏のクラッシック と 言われる、カテゴリー1.1 の レース
その中でも今日はイタリアで最もロードレースファンが多い北部ロンバルディア州、
通称「ブリアンツア」と呼ばれる 地域が舞台となった。

この地域は、世界チャンピオンのBugnoの故郷でもあり、
F-1でも有名なMonzaサーキットのある「熱狂的な地域」

エントリーメンバーは前回の1.1と同じだが、
観客の数がスタート前からワールドカップのような雰囲気を感じさせる。

イタリアを代表するトッププロも観客の期待を裏切らず、多数参加、
初参加の日本人選手にも、この大会への関心度の高さが伝わって来たと思う。

スタートから 速く、安定したハイペースで進んだ、
そしてまず、ランプレのコンメッソ等数名のアタックを皮切りに、
メイングループの前方で一気にレースが活性化した。

いつもなら メイングループも 様子を伺う感じで 「逃げ」を「泳がせる」
だが、今回は 明らかに違った...

前半、コンメッソ、ミッサリア、サッキなどを含む約10名の先頭のグループが
積極的に動いた事で、タイム差が1分差になった。

早くも メイングループが登りを利用して追撃を開始
前方での展開に乗った 別府匠(今回もスタート前から体調不良)も、
その「本気の反応」に持ちこたえられず、前から取り残される...

そして序盤の山岳周回コース1周目(トータル5周回)の登りで、
メイングループは更にペースアップ!
集団はいくつかの少人数のグループに分断された。

急勾配の苦手な水谷壮宏 と、重そうに走っていた土井雪広が 最初に遅れ出し
続いて西谷泰治もペースに乗り切れず、後方に取り残された。

ラジオツールの情報が上手く入らず、チームカーからの確認が遅れたが
その後、 野寺秀徳、品川真寛に追い付き 約20名のグループで 追撃走行。
恐らく 1周目の登り区間で、 メイングループの先頭のスピードアップし、
集団全体が伸びて、バラバラに分断されたのだろう。

飯島を含む少集団も 追撃グループのラインから最後に取り残された感じであった。
結局 飯島を含むグループも 登りの中腹で追撃を諦めてしまいスローダウン... 

その後、野寺、品川も合流し、30名程の集団になったところで
更に スローダウンし、西谷、別府のグループとも合体した。

その飯島、野寺、品川、西谷、別府を含む約35名以上の集団は、
3周目の補給地点(約80km地点)で、揃って リタイヤを余儀なくされ戦列を離れた。

結果から見れば、日本チームにとって余りにも悔やまれるあっけない幕切れだった。   

トッププロのレベルでは通常、中盤以降に勝敗に関わる重要な展開が見られるが、
今日のように、前半から 勝敗を左右する「本気の動き」があると、
経験の浅さ、力量差から、余裕のない日本チームは、厳しい状況に立たされることを思い知らされた。

決定的な実力差はあれど、呆気なく終わった原因を、
敢えて反省を踏まえて挙げるならば、
何回も走ってコースを熟知し尽くしている地元イタリア選手に比べて
初参加の私たちには、「流れ」が読みづらく不利なコースだったということはできる。
(丘陵地形であり、道路幅は狭く、カーブが多かった)     

またオランダから合流したシマノの3選手は、
平均15度のオランダと30度以上のイタリアの気温、湿度の差に悩まされ、
気持ちとは別に、身体がこの環境の差に順応しきれていないことは明らかだった。

しかし厳しい見方をすれば、世界レベルで戦う事を前提として考えるならば、
その辺りの「順応性」も 1流 選手にとって今後克服しなくてはならない、
ファクターの一つなのかも知れない。

「場違い」とも感じさせられた、残念な結果ではあったが、
選手は今日の「悔しさ」「不甲斐無さ」をバネにして、
是非、明日のレースでは、全力を出し切れる展開を期待したい。

18/8/05 Hiroshi DAIMON