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HANNUT

10km×12周=120km
西谷泰治 10位
新保光起 21位


ベルギー3連戦最後のレース。
今日は10kmを12周する。
「人気のある、いいレース」と聞き3人にも気合いが入る。

会場となったHANNUTでは何日間かイベントが続いているようで
会場入りした際には、レースのフィニッシュライン手前は
歩行者天国になり、露店が大量に並び、出張遊園地等でにぎわっていた。
レース開始30分前にコース上の店が撤去され、雰囲気が変わって来る。
見物客も続々と集まって来た。

今日もスタートを撮ってからコースを逆に回る。
高低差はどれくらいあるのか、路面はどんな状態なのか、
私にも、3人の選手にも、何もわからない。

5分位遅れてスタート。

2人が逃げ、7人ほどの集団がそれを追い、大集団が続いていたが、
3周目には全てが吸収されていた。
4周目には、10名ほどの集団が逃げ、タイム差は25秒ほどだろうか。

逃げも隠れもできないほどの大平原。
あまりにも写真を撮りにくいので、早く脱出したかったのだが、
抜け出せないまま4周目に出会ってしまった.......

5周目、やっと市街地に脱出。
先頭集団に続き、7名ほどの集団ができ、その中に西谷泰治が入っていた。
差は30秒ほど。
ちょっと面白くなって来た。


農道を抜け、そこそこのアップダウンエリアに。
下りの後の上りを選んで陣取る。
西谷は軽くダンシングしながら上りを越えて行く。
新保の走る後続との差は40秒ほど。

8周目、新保も大集団から抜け出し、小さな集団で走っていた。
3つの集団の差は、それぞれ50秒というところか。
その状態のまま9周目も終えるが、
スピードが上がらない大集団との間隔はさらに開いた。

不安ながらも歩き出し、果てしなく思えた10kmの道のりも、ここで無事歩破。
スタート地点に戻って来た。

選手たちのバイクは観客の目の前を、きれいな弧を描いて抜けて行く。

二人が先頭集団から抜け出したようだ。
残りの選手が、二人を追う。
西谷もカラダを低くして加速しながら追撃して行った。

その後現れた新保の集団も同じように追撃体制で続いていった。

次の周回では、集団はばらけ、選手が一人一人現れる。
どうやら先頭集団が再編成されたらしい。
この中で西谷はどうなるのだろう。

6人ほどの先頭集団が現れ、10秒差で、西谷の集団が続いた。
追いつけるのか、持ち込めるのか...
最終周回を示す鐘が鳴った。
泣いても笑っても残りは1周。

そしてフィニッシュ。
一人の選手が抜け出して、単独でラインを抜けた。
続いて1人、4人、次の集団で西谷がゴール、10位。
そして新保も21位でゴールした。

道を知り尽くした地元のライダーに比べれば、
当然不利でもあっただろう。
ただ、これらのレースに参加し、駆け引きをする中で、
得たものは、確実にあったはずだ。

渡欧し、ちょうど1ヶ月が過ぎた愛三の3人は
他の日本代表選手とともに、
次は土曜日のレマン湖レースに出走する。

スイスで調整しながら帰りを待ちわびる選手たちと、
ベルギー遠征で鍛えられた3人。

4月はビッグレースが続く。
今から、楽しみである。