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昆明高地トレーニング レポート

7/4〜27 中国雲南省昆明市呈貢(チャンゴン) 呈貢体育訓練基地

愛三工業レーシング 別府匠


今回JCFナショナルチームの高地トレーニング合宿に参加してきた。
オフシーズンに順天堂大学での1ヶ月間の低酸素室での合宿を経験していて、
今回は外で、しかもトレーニングも外でできるという条件に興味を持って参加した。

どんなところ?
今回拠点になったのは昆明市から30分くらい離れた
呈貢(チャンゴン)というところにある体育基地。

この体育基地には陸上のトラックが二つと自転車競技場がある。
そのため日本の陸上の高地合宿も多くやってきている。

今回の滞在中には三井住友海上の陸上部や韓国のサムソン電子の陸上部も来ていた。

以前イランにいったときもそうだったが、
昆明は高地のため乾燥していて気温も最高25度くらいで夜は肌寒いくらい。
ヨーロッパの初夏のような気候だ。
その代わり日差しが強い。
晴れたら日焼けがかなり赤くなる。

トレーニング練習は必ず選手の前後に車がつかないと外に出してくれないみたいで、
車がないときは競馬場の跡地(一周1km弱)をグルグル回っていた。

外に出ると道はぼこぼこで、車や自転車やロバや水牛で道はごちゃごちゃしている。
確かに先導車をつけないと危なそうだ。

しかし30分もいけば車が減る。
そこから山を越えたら平坦やアップダウンのある道へいける。
そこまでいけば最高の練習環境でトレーニングできた。

どんな体感だった?
高地でトレーニングすると普段より心拍が10拍くらい高く、
気圧が低いせいか路面が軽く感じるのでスピードは出せるが、
追い込むと酸素が必要な量入ってこないので、
一定ラインからは強度が上げられなくなるようだ。
しかし合宿が進むにつれてそういうこともだんだん気にならなくなった。
人間の慣れというのはいつも驚かされる。
それに涼しいので練習の疲れも残りにくい気がした。
頭に酸素が回ってなかったせいか?(笑)


たべものは?
現地の食事は基本は中華料理のバイキングだが、
スポーツ選手が多く来ていて慣れているせいか、
普通の中華料理に比べて油も少なく食べやすかった。

口に合うもの、合わないものが人によってはあるので、
バイキングスタイルは理想だった。

日本からも食料をいくらか持ってきていただいていたので重宝した。

それでも高地だと内臓の機能が低下するらしく、
慣れない食事と相まってみんなおなかの調子がよくない日が続いた。
これはイランのときもあったので、
日本人には、ここは特に強化しなければならないところかもしれない。

息抜きは?
基本的には普段の合宿と同じことをしているので、
みんなすんなりなじむことができたと思う。
しかし呈貢の生活水準が低かったので、
選手の気晴らしという面ではあまりよくできなかったと思う。

そういうのに慣れていればいいが、日本くらいの水準の国に暮らしていると、
あまりのギャップにストレスが溜まって疲れるということにもつながるので、
ストレスをいかに発散するかというのも大切かもしれない。

ナショナルチームの合宿ということもあり、
普段一緒に生活しない人と生活したり、語ったり、練習して高めあったり、
とても有意義に過ごせた合宿だと思う。
次にやるときはもっとたくさんのいろんな選手と一緒にやりたいと思った。

合宿を終えて思うことは?
あとは高地合宿の成果を次のレースにつなげていくことが大事なので、
5日からのイタリア合宿でその成果を発揮できたらいいと思う。

春先の合宿で手ごたえのようなものをつかみかけたので、
高地合宿の効果と共に最高のレースをしてきたいと思います。